内容説明
本書の主たる特徴は、米国や日本をはじめとする先進国経済だけでなく、発展途上国経済の今日的なマクロ経済問題を幅広くとり上げ、古典派とケインズ学派を統合した単純な基本的な理論モデルやそれを拡張したモデルを紹介し、さらにモデルを用いてこれらの問題を分析するとともに、実際のデータを重視して、問題を解決するための経済政策を議論している。とくに、学生諸君が本書を理解することによって経済学者のように経済問題を分析できるようになることを目指している。
目次
第3部 景気循環とマクロ経済政策(景気循環;古典派の景気循環分析:市場均衡のマクロ経済学;ケインズ主義:賃金と価格の硬直性のマクロ経済学)
第4部 マクロ経済政策(失業とインフレーション;開放経済における為替レート、景気循環およびマクロ経済政策;金融政策と中央銀行;政府支出と財源の調達)
著者等紹介
福地崇生[フクチタカオ]
朝日大学大学院経営学研究科教授。京都大学名誉教授、筑波大学名誉教授。専攻分野はマクロ経済学。計量経済学。1953年東京大学経済学部卒業。1960年東京大学大学院修士課程修了、国際基督教大学教養学部教授、筑波大学社会工学系教授、京都大学経済研究所教授、名古屋市立大学経済学部教授を経て、現在、朝日大学大学院経営学研究科教授
伊多波良雄[イタバヨシオ]
同志社大学経済学部教授。専攻は公共経済学、財政学。1982年同志社大学大学院経済学研究科博士課程修了、同志社大学経済学部助教授を経て、現在、同志社大学経済学部教授
大野幸一[オオノコウイチ]
名古屋市立大学経済学部教授。専攻は国際貿易論、開発経済学。1981年筑波大学大学院社会工学研究科博士課程修了、アジア経済研究所開発研究部主任研究員を経て、現在、名古屋市立大学経済学部教授
岸基史[キシモトシ]
同志社大学経済学部助教授。専攻分野は理論経済学。1988年同志社大学大学院経済学研究科博士課程修了、同志社大学経済学部講師を経て、現在、同志社大学経済学部助教授
高橋秀悦[タカハシシュウエツ]
東北学院大学経済学部教授。専攻分野はマクロ経済学、地域経済理論。1977年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了、東北学院大学経済学部助教授を経て、現在、東北学院大学経済学部教授
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