目次
第1部 序論
第2部 静学(あるいは均衡)分析
第3部 比較静学分析
第4部 最適化問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keisuke Tanihana
1
微積分から線形代数まで幅広くカバー。一貫した「経済学のための数学」といったスタイルを感じることができ、数学ドリルに見られる不毛感は感じません。上巻では一般均衡分析を無理なく理解することができ、またヘッセ行列の解説は巧み。下巻は少し難解となりますが、初学者でも読み通すことで、修士課程程度の高い実力を養えるように作られています。わかりやすさ、構成そして内容とすべての面で高いレベルにあるように感じました。改めて海外のテキストの秀逸さを実感。2013/07/12
Yggdrasill
1
経済数学の試金石、レベルは西村「経済数学早わかり」と同程度か、相互に補完関係にあるので理解に役立つ。全体的に前述の西村より範囲が広く、解説が詳しい、高校数学レベルの線形代数からはじまり、最適化問題の1階、2階条件を求める部分に紙面をかなり割いている、特に多変数関数における最適化問題の極大極小値存在の条件を求めるヘッセ行列についての記述は入門にピッタリである。2010/09/11