内容説明
2001年、政府の行政改革により、郵政省は総務省となり、郵便貯金は外局の郵政事業庁の元で事業が進められる。さらに激しく進行するIT化によって、とりわけ金融界は変革を迫られる。国民の資産を守り、安心と安全の庶民の財布という従来通りの使命を保ちながら、郵便貯金は、どのように変貌するのか。本著では、郵便省の3つの研究会の報告を中心に、その未来像を大胆に描く。
目次
対談1 ITが変えるビジネスモデル
1 21世紀の個人金融市場における郵便貯金の在り方
2 資金運用の基本方針について
3 ITとグローバル化による郵貯と金融を考える
対談2 IT化を推進して「地域のへそ」になれ