内容説明
近世期、勧善懲悪の根拠として多用されたのは、「人は万物の霊」という言葉であった。近世期の人間のとらえ方の核心や、教化の根本的な枠組みにこの思想を見て、儒学・仏教・文芸のひろがりを論究する。
目次
第1章 儒学の思考
第2章 仏教の想像力
第3章 超越的なものの理解
第4章 創作の条件
第5章 西鶴の技法
第6章 芭蕉の発想
第7章 近松の作意
著者等紹介
西田耕三[ニシダコウゾウ]
1942年生。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院中退。熊本大学教員を経て、近畿大学文芸学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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