内容説明
自国中心の狭い歴史・文化認識におちいらず、世界の多様性とどのように向き合うべきなのだろうか。これまでの枠組みにとらわれることなく、日本史・歴史学の最新の知と方法を多面的に紹介する。
目次
「日本史」という安堵と陥穽
1 歴史的アプローチの最前線(歴史学とテクスト分析―「事実」と「フィクション性」;考古学研究におけるスキーマ理論の応用―遺物の系譜研究を例にして;法会と桜―絵画史料を読む;史実と伝承の間―厩戸王から聖徳太子へ;データベースがもたらすもの―コンピュータの中の歴史/物語)
2 開かれる過去/解体する現在(生活文化の相対化;宗教文化の相対化;政治文化の相対化;日本史の相対化)
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