内容説明
花にはそれぞれ個性があり、その個性を引き出していけるために、さまざまな技法が創り出されてきました。本書は、特に花瓶にいける花意匠の中で、白釉花瓶「あすか」を使用したいろいろな作例を収録しました。現代の生活空間にあって、よく順応し、美しく眺められる機能をもった花瓶として広く利用して戴きたいという願いをこめて作例を示しました。
目次
第1部 緑風芳花(棕櫚かやつり草;花菖蒲;丹頂アリウム ほか)
間奏の部 重ねの美(アレカやし;グロリオサ;ライラック ほか)
第2部 リズムとかたち(棒サンセベリア;デルフィニウム;ヘリコニア ほか)
著者等紹介
工藤和彦[クドウカズヒコ]
1926年花道家・工藤光洲、母光園の次男として東京に生れる。北京で学生生活を送り、戦後エンジニアとして炭鉱に勤務。1952年第三回日本華道展に出品、文部大臣賞を受ける。以来花道界に入る。現在、財団法人日本いけばな芸術協会理事長、小原流研美会会長、小原流研究院名誉院長
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