内容説明
一茶の女性を見る目は優しい。三人の妻を含めて女性の句をたくさん残していた。薬理学者の著者が明らかにした、一茶がもっていた病気の真実とは…そして一茶の三人の妻たちと子供が辿った運命とは…一茶の隠された真実がここに語られる。一茶のタブーに挑戦し、新たな側面を掘り起こした力作。
目次
第1部 一茶が俳諧師となった奉公先と医学的知識の一部分(一茶の若き日の奉公先;一茶の医学的知識)
第2部 一茶と女性たち(娼婦と一茶;花嬌;一茶が若き日に愛した女性―浦賀の思い出;一茶が好意をもったもう一人の女性;その他の女性たちをうたった句;名をあげて女性をうたった句;一茶と三人の妻たち;一茶の生みの母;一茶の継母はつ)
著者等紹介
小林雅文[コバヤシマサフミ]
1934年生まれ。東京都出身。日本大学歯学部卒業、同大学院博士課程修了。歯学博士。日本大学専任教授(歯学部薬理学)。現在、日本大学名誉教授
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