魂の叫び―11歳の殺人者、メアリー・ベルの告白

魂の叫び―11歳の殺人者、メアリー・ベルの告白

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  • サイズ B6判/ページ数 608p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916028679
  • NDC分類 936
  • Cコード C0095

内容説明

誰か、わたしの叫びを聞いて!11歳のメアリーは、執拗に助けを求めて叫び続けていた。…そしてふたりの幼児を死なせた。あれから30年。母となったメアリーは、初めて“愛”を感じ“生きる”ことの素晴らしさを知った。いまこそ、メアリーの半生を振り返ることで、子どもたちの叫びの核心を突き止めなければ。そのためにもメアリーは、生き抜いて、真実の愛を追い求めなければならない。

目次

第1章 裁判―1968年12月
第2章 レッド・バンク―1969年2月‐1973年11月
第3章 刑務所―1973年11月‐1980年5月
第4章 釈放後―1980年‐1984年
第5章 メアリーの子ども時代―1957年‐1968年
第6章 未来の始まり―1984年‐1996年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ank

7
この本が出版されたことによって、メアリーの子どもは母親が殺人を犯した事実を知り居場所を特定されてしましたした。もう静かに生きさせてほしい。子どもは親から学んだことしか知りません。母親が原因だろうと思って今したが惨すぎる。それでも母が亡くなる前に母に孫を抱かせてあげたメアリーの強さが胸を打ちました。母の死後、「愛しいママ」と書かれた手紙がたくさん見つかり……もうやるせない。罪は罪だけど、幸せになって欲しいです。2016/06/28

Lucie

5
親から虐待を受けた全ての子が犯罪をする訳じゃない。確かにそうだけどもし自分がその立場だったらしないとは言い切れない。皆そんなに精神が強い(図太い)の?だからって犯罪が言いなんて絶対ない。メアリーは一生罪を背負って生きていかないと。でもネタとしか見てないマスコミは本当に許せない。施設や刑務所の過程が読めたのはちょっとワクワク。ノーマは結局殺人の関与してないの?2018/10/20

Happy Like a Honeybee

4
象徴的な去勢。 11歳で二人の児童を殺害した、メアリーベル。 児童の陰茎をハサミで傷つけるなど、猟奇的な側面も描写されている。 物質的な欲求を満たせば、子供が満たされていると錯覚しがちである。 先進国では凶悪犯罪の低年齢化が顕著だ。 一連の事件背景には共通の何かが存在するだろう。 もっと読書量を増やして、自分なりの解答を探求したい。 2014/08/17

たま

2
母親が姉や妹とこうも違うのは何故か。2021/10/06

よみびとしらず

2
裁きとは誰の為に下されるのか。犯人自身の更正のため?善良な市民を殺人鬼の魔の手から守るため?遺族の処罰感情に報いるため?誰視点で読むかによって評価が別れる。以前読んだ毒殺日記と同じく、処罰の在りかたに疑問を投げかける作品。だが犯人が未成年な分、こちらの方がより複雑で考えることが多い。正直読み辛い。一応法治国家として法の下の平等を説くが、情状酌量という名での犯人の周囲の庇い方や逆に遺族の処罰感情で量刑が左右される今の裁判は平等だとは言えないのでは。日本も学ぶべきところがあるのではないか、そう思った。2016/09/15

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