内容説明
「バイオメーション」は、「バイオ」と「オートメーション」の有機的合体である。今の情報化社会も、人類が考え、期待したほどには理想的なものではなく、解決すべき諸問題が台頭しつつある。これらの諸問題を解決するためには、生物の巧妙な行動とソフトウエアに学ぶ必要が出てきた。すなわち、人間が創り上げてきた技術であるオートメーションと生物のバイオの知恵との有機的合体が、来たるべき新しい社会の技術になると考える。わたしはそれを「バイオメーション」と呼ぶことにしている。
目次
第1部 いま、バイオメーションの時代(渥美和彦)
第2部 対論(軽部征夫―バイオとは何か;黒川紀章―「共生の時代」との接点;石井威望―最先端技術の行く末;日高敏隆―昆虫の生態に迫る;藤正巌―生物は機械である;米沢富美子―複雑系の現在;山折哲雄―科学と宗教のはざまで)
第3部 バイオメーション宣言(正慶孝;渥美和彦)
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- 和書
- 中国教育の発展と矛盾