内容説明
むかしはるかなむかし宇宙の小さな星、天の国に五人組のいたずら者がいた。ある日お怒りになった王様はその者達を捕らえるよう命令した。捕まったオチョグニ達は、罪を許してもらうため、人々を困らせていた、恐ろしいゴンを、それぞれの力を合わせて、捕まえようとしたが…。
著者等紹介
星あキラ[ホシアキラ]
鳥取県生まれ。大阪外国語大学卒業。コピーライターとして、活きいきとした日本語表現に努力を注いできた。国際マーケティングビジネスで韓国をしばしば訪れるうちに、韓国の絵本の魅力にひかれて、日本の子どもたちにもその素晴らしさを伝えたいと思い、絵本の翻訳に携わるようになる。東京都在住
キムソンミ[キムソンミ]
金成美。潮風の香りする港町、釜山で生まれ育つ。少女時代から多感で好奇心旺盛のあまり、ついに海を越え、日本へ渡る。成蹊大学を経て、東京女子大学・地域文化学科で学び、卒業後、韓国へ帰国。ソウルで夫(日本人・ソウル大学日本語教育部長)と二女とともに素敵な絵本にひたる毎日をすごしている。ソウル特別市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
いたずら5人ぐみクリ・チョ・ソン・サゴ・サム。王さまに召し捕られたけれど反省はなし。そこでおそろしいおばけのゴンを捕まえてくれば罪はなくそう!という。知恵者のサムが作戦を考え欠航するが…。中国・韓国の宮殿などの屋根瓦の上にあるオチョグニ。日本の鬼瓦・シーサーのようなもの。魔除け平安守護だそうです。『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介(65/145) 2019/02/22
ヒラP@ehon.gohon
12
中国や韓国の建物の屋根に飾られたオチョグニという像のお話です。 魔除けということで、日本では鬼瓦に相当するのでしょうか。 ヨーロッパの古い建物に飾られた魔除けもあったように思います。 人をおちょくったようなお話ですが、異文化を知る上で面白い絵本です。2019/02/04
ナハチガル
2
版画とコラージュを使いながら、素朴な古式ゆかしい昔話の趣も持ち合わせたクオリティの高い一冊。登場人物が魅力的。巻末の解説もおもしろい。王様が片手に10本の指を持っているのが衝撃だったが、それについてとくに説明はない。そういう(いい意味での)大ざっぱなところも魅力。A。2015/03/11
こどもふみちゃん
2
横浜中華街の屋根に載ってる5体の人形のいわれ。韓国の絵本。4・5・6・7・8歳向け。2014/11/21
7petit
2
いたずらがすぎるオチョグニ5人組。天の国の王さまは「ゴンというおそろしいおばけをつかまえれば、おまえらの罪を許してやろう」といわれます。そこでオチョグニたちは・・・? 期待を裏切らないオチョグニたちにニンマリ。最後のページにある解説を読むと、え~そうなの!へぇ~、う~ん、おもしろい! また最初から読み返したくなります。奥が深い絵本です。2013/11/13
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