内容説明
もりのかみは、あらそいばかりつづくこのよを、ふかくかなしんでいました。―ひとはみなまごころをうしなってしまった。ではもりのどうぶつたちはどのようであろうか…、どうぶつたちのこころをしらねばならぬ。
感想・レビュー
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Cinejazz
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〝森の神さまは、争いごとばかりが続くこの世を、深く悲しんでいました。…「ひとはみな、まごころを失ってしまった。森の動物たちは、どうだろうか…? 動物のこころを知らねばならぬ」…〟行路老人の姿で動物たちの前に現れた神さまのために、わが身を捧げた小さなウサギに「許しておくれ、私はお前たちを試してしまった。なんと愚かなことをしてしまったのか…」 老人はウサギを抱き上げると、森の神様になり、月へとのぼり、永遠の命をお与えになった…〟“神を試すなかれ”と諭す聖書とは裏腹で、こうして試されているのが、現実かも…。2025/06/08
めたる@灯れ松明の火
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今年は十五夜、十三夜もあったので読む。隣で泣いている娘’S。2012/11/06