出版社内容情報
しりとり、句読点遊び、回文、かぞえうた、なぞかけなど、18種類のことばあそびを、軽妙なタッチのイラストで楽しむ大型絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
98
しりとり、句読点あそび、数え歌、濁点、擬音語、同音異義語、アナグラム……和田誠さんによる言葉遊び図鑑。ルイス・キャロルやマザーグースの向こうを張って、日本語51音を遊び尽くす試み。言葉だけでは「なんのこっちゃ」というものも含まれているが、和田さんの飄々としたイラストが加わるとくすりと笑えてしまう。上から読んでも下から読んでも「たいふうごうごうふいた」。夢いっぱいの同音異義語は、美味しそうだね「あめがふる」、八本足の「たこをあげる」、ここここ、こわい「めがでた、はがでた」。1995年7月初版。2016/01/30
♪みどりpiyopiyo♪
49
和田誠さんの言葉遊び絵本を読みました。しりとり、句読点遊び、回文、かぞえうた、なぞかけ遊び、アナグラム、など、全18種類のことばあそびを軽妙なタッチのイラストで楽しむ絵本です。■和田誠さんの こーいう飄々としたユーモア、いいよね。言葉も絵も、子供も楽しめるように意識して作られているけど、まるっきり子供向けって訳でもない。何より 作っている和田さんご自身が一番楽しんだんじゃないかな。■無限に広がることばの小宇宙なのでした ( ' ᵕ ' ) (1981年刊の再刊)(→続2019/10/24
かんらんしゃ🎡
46
氏のイラストレーターとしての作品や映画関連の著作は折々に触れていたが、絵本作家の顔は読友さんのレビューで知った。ここにある言葉遊びも、イラストと同じで軽やかでひょうきんだ。法則性を見つけるのも楽しい。ひらがなはどの言語より遊びに最適かもしれないな。2017/07/20
チヒロール
33
しりとりや、駄洒落など、次から次へと言葉が沸いてくる感じ。頭の体操にもなるし、リズム良い言葉が並んでいて歌うように読めます。新鮮な絵本!2015/01/27
tera。
25
和田さんらしいイラストと18種類もの言葉遊びが、ぎっしり詰まった大人から子供まで楽しめる一冊だと思う。マザーグースや不思議の国のアリスを彷彿とさせる内容もあり、しりとりや回文、擬音語遊びや語呂合わせ歌などなど、イラストだけじゃなくて言葉遊びも素晴らしくて、和田さんの底知れぬ才能には脱帽。付録の対談「ことばの小宇宙」がとても面白く、和田さんが苦労しながらも楽しみながら作られた様子が窺い知れる。『こばこ』どころか大箱、宝箱かも。【世の中は 澄むと濁るの違いにて ハケに毛があり ハゲに毛がなし】2014/10/03