内容説明
グローバル化の果てに浮かぶ、世界統一の思惑。その最前線では一握りのパワーエリートたちが、クールに世界の富を再配分している。国境は沸騰し、歪み、やがて霧散するだろう。新たな帝国がまさに今、生まれようとしている。この世界再編の巨大なうねりの中で、日本はどう生き延びればいいのだろうか。本書は長年国政に携わり、諸外国とのパワーゲームの中で日々奮闘している衆議院議員、松原仁が、政治生命を賭して訴える、日本の今、そして近未来に向けた提言である。
目次
第1章 活力のない国は没落する(民主主義を支える情熱;国威発揚とアニマルマインド ほか)
第2章 外交は内政を凌駕する(経済の上位に政治が来ている現状について;経済に有利な共産主義体制)
第3章 21世紀における経済と知的帝国主義(統合に向かう国家;世界の標準規格が生まれ、ルールが決まる ほか)
第4章 21世紀ヘレニズム文化について(世界統一基準としての財と価値観;一つ正義が生まれる ほか)
第5章 日本に闘う心呼び戻すために(国家は個人の羊水となる;日本人が目指すべき戦略6テーマ)
著者等紹介
松原仁[マツバラジン]
衆議院議員。国家公安委員長、拉致問題担当大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品問題)、国土交通副大臣を歴任。現在は、民主党国会対策委員長代行、国土交通省国土審議会特別委員、国家基本政策委員会理事、拉致議連幹事長、道州制懇話会共同代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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