ジョルダンブックス
陥没する世界のなかでの「しあわせ」論

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784915933073
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

内容説明

激動し陥没する世界において、あなたは仕合わせを掴めるか。世論、市場、コミュニティ、思想の壊滅に抗して西部邁が処方する「活力ある生」。

目次

第1章 「自我」はほとんど存在しない(「引き篭り」は人間の特権;「いじめ」は人間の面白い悲運 ほか)
第2章 「モノ」は棒大にみえるが針小にとどまる(飢えもまた楽しからずや;「失業」社会の有難味を教えてくれる ほか)
第3章 「チカラ」は虚仮威し(真理は少数者に宿る;「世論の暴力」に屈するなかれ ほか)
第4章 「意識」はいかにして充たされるか(いとおしい異性を失うのは「いと、おしい」;無信心者にも宗教感覚はある ほか)
第5章 集団帰属なければ自己実現もなし(家族は劇場である;学校は社交の快苦をともども教える煉獄 ほか)

著者等紹介

西部邁[ニシベススム]
1939年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教養学部教授を経て評論家に。1994年から2005年3月まで「発言者」の主幹を務める。「表現者」編集顧問。著書に『経済倫理学序説』(吉野作蔵賞受賞)、『生まじめな戯れ』(サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ドクターK(仮)

3
歴史や伝統に基づく価値が崩壊した現代にあっては、時代の流れに身を任せるような生き方では絶対にしあわせにはなれない。この世の中で善く生きるためには、絶え間無く精神の葛藤や矛盾と対峙しなければならず、その努力をやめればあっという間にニヒリズムに陥ってしまう。世界は本当に厳しいものであるとのメッセージがひしひしと伝わってきた。序文では、「駝鳥の頭をもつなかれ」と若者へ訴えているが、この言葉を心に刻んでおきたい。2014/05/25

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