内容説明
激動し陥没する世界において、あなたは仕合わせを掴めるか。世論、市場、コミュニティ、思想の壊滅に抗して西部邁が処方する「活力ある生」。
目次
第1章 「自我」はほとんど存在しない(「引き篭り」は人間の特権;「いじめ」は人間の面白い悲運 ほか)
第2章 「モノ」は棒大にみえるが針小にとどまる(飢えもまた楽しからずや;「失業」社会の有難味を教えてくれる ほか)
第3章 「チカラ」は虚仮威し(真理は少数者に宿る;「世論の暴力」に屈するなかれ ほか)
第4章 「意識」はいかにして充たされるか(いとおしい異性を失うのは「いと、おしい」;無信心者にも宗教感覚はある ほか)
第5章 集団帰属なければ自己実現もなし(家族は劇場である;学校は社交の快苦をともども教える煉獄 ほか)
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教養学部教授を経て評論家に。1994年から2005年3月まで「発言者」の主幹を務める。「表現者」編集顧問。著書に『経済倫理学序説』(吉野作蔵賞受賞)、『生まじめな戯れ』(サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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