内容説明
優れた批評眼による美の世界―粟津則雄の心を捉えた美しきものたちゴヤ、ゴッホ、セザンヌ、ダヴィンチ、ミケランジェロ、レンブラント、フェルメールなど巨匠の絵画・彫刻、ラ・マドレーヌ聖堂、ノートルダム大聖堂、サン・イシドーロなどの建築美術まで、自らの審美眼を培うきっかけとなった作家や作品の魅力を読み解く。
目次
ゴヤ『マドリード一八〇八年五月三日』
ドラクロア『サルダナパールの死』
ゴーギャン『われわれはどこから来たか、われわれは何か、われわれはどこへ行くか』
ゴッホ『オーヴェールの教会』
セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』
ラ・マドレーヌ聖堂―ヴェズレー
ジオット『ユダの接吻』(スクロヴェーニ礼拝堂)
グリューネヴァルト『キリスト磔刑図』(イーゼンハイムの祭壇画)
レンブラント『ペテロの否認』
フェルメール『デルフトの眺望』〔ほか〕
著者等紹介
粟津則雄[アワズノリオ]
1927年愛知県生まれ。52年東京大学仏文科卒業。学習院・明治・東京大学講師、法政大学教授を経て、法政大学名誉教授、いわき市立草野心平記念文学館館長、日本藝術院会員。70年『詩の空間』、『詩人たち』で藤村記念歴程賞、82年『正岡子規』で亀井勝一郎賞、93年紫綬褒章、99年勲三等瑞宝章、2010年、『粟津則雄著作集』で鮎川信夫賞特別賞、同年「文学を中心にした芸術各分野における長年の活動」で日本藝術院賞・恩賜賞受賞、同秋、日本藝術院会員就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件