感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
4
芥川賞、直木賞についてのトリビアをたくさん取り揃えたゴシップもの、あるいは裏話。原稿の持ち込み方、原稿用紙の扱い、編集長への気の使い方など、本気とお茶ら気のきわどい所。文学を目指してなれなかった者の悲哀あるいは呪いが行間から伝わってくる。創作をいうなら、同じ編集あがりの大塚英志の書いた者の方が断然面白い。と時代の全く違う人を比べるのも、問題だが。2025/07/22
kwy8791
0
なんか時代と妄執を感じる一冊で味わい深い2013/06/16
KUAD
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いかに純文学症という病気にかかっているか、作者の書き振りからよくわかった。対比的にこちらにもその芽は充分にあることも。駄文を書くな、芥川賞むきの、繊細で光輝ある文章が書けなくなる意見には、笑ってしまった。おいおい、オッサン、病気やなあ、と。2010/11/02