内容説明
北行伝説、その生成と変容の過程を注視する。そこから見えてくるものとは―郷土・地域の歴史を虚妄の伝説・物語から解き放ちたい…
目次
第1章 義経蝦夷渡り(北行)伝説の生成―民衆・地方が作り出したのか
補論1 蔓延する「義経北行伝説」―伝説をいかに解体するか
第2章 『通俗義経蝦夷軍談』の歴史舞台と蝦夷知識
第3章 義経蝦夷渡り伝説の地方的展開―三厩の観世音縁起をめぐって
補論2 義経の「粟の借用証文」
第4章 地誌考証と偽書批判―相原友直『平泉雑記』の義経蝦夷渡り説否定論を中心に
第5章 松浦武四郎と義経蝦夷渡り伝説
著者等紹介
菊池勇夫[キクチイサオ]
1950年、青森県に生まれる。1980年、立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、宮城学院女子大学一般教育部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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