内容説明
なぜ三島は一人で自決しなかったのか?森田家に残されたアルバムや楯の会関係の著者秘蔵資料から「三島事件」の真相に迫る!
目次
はじめに―一冊のアルバムから
第1章 三島由紀夫との出会い
第2章 愛国者の活動
第3章 楯の会
第4章 最後の一年
第5章 三島事件
第6章 森田必勝の像
著者等紹介
犬塚潔[イヌズカキヨシ]
1957年生まれ。東京医科大学卒業。形成外科医、医学博士。三島由紀夫研究家。『三島由紀夫研究』に資料に基づく三島論を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
27
三島由紀夫と死んだ男―森田必勝の生涯 。犬塚 潔先生の著書。三島事件で若くして割腹自殺を遂げた森田必勝さん。偉大な作家で伝説的な作家である三島由紀夫先生と森田必勝さんの絆の強さ。三島事件の真相はわからないし三島由紀夫先生と森田必勝さんの真意は誰にもわからない。でも三島由紀夫先生と森田必勝さんとの間に強い絆があったことは確か。偉大な作家で伝説的な作家である三島由紀夫先生と若くしてこれほど強い絆を持つことができた森田必勝さんはきっと人間的な魅力に溢れた方だったのでしょうね。2022/07/23
OHNO Hiroshi
6
本文より引用。 また三島氏に礼状を認め「先生のためには、いつでも自分は命を捨てます」と速達で送った三島氏は後で森田に「どんな美辞麗句を並べた御礼よりも、この一言で参つた」と打明けたと、あとで私に語つた。2021/06/22