聖学院大学研究叢書<br> とはずがたりの表現と心―「問ふにつらさ」から「問わず語り」へ

聖学院大学研究叢書
とはずがたりの表現と心―「問ふにつらさ」から「問わず語り」へ

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  • サイズ A5判/ページ数 531,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784915832727
  • NDC分類 915.4
  • Cコード C3095

目次

第1編 『とはずがたり』の成立―問題の所在(「問ふにつらさ」から「問はず語り」へ―問題提起;『とはずがたり』の執筆時期について―附、現行年立に見られる問題点)
第2編 『とはずがたり』の人物造型(『とはずがたり』の二条像;雪の曙;有明の月)
第3編 『とはずがたり』の主要モチーフ(作者二条の自恃と矜持―「祖父久我太政大臣が子」をめぐって;中院(久我)雅忠・二条父娘の拘り―素服を賜る人々
父雅忠の死と後深草院二条の信仰)
第4編 『とはずがたり』の表現手法(起筆部に見られる「語り」の姿勢;『とはずがたり』の語りの独自性―“歴史的現在法”との相違をめぐって)
第5編 『とはずがたり』の自照性(作者の自己描出と本作の自照性―葛藤と詠歎;「なほも心のありけるにや」考―その自照表現のもたらされた背景を探る)
終章 『とはずがたり』の主題と構想(文永八年―起筆の年;北山准后九十賀の位置付け―前編の締めくくり;前後編を貫くもの―主題・構想・執筆動機;主題ならびに「問はず語り」への転換点)

著者等紹介

標宮子[シメギミヤコ]
1947年山梨に生まれる。1970年お茶の水女子大学文教育学部卒業。1972年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修了。2007年お茶の水女子大学博士(人文科学)学位取得。お茶の水女子大学文教育学部助手、女子聖学院短期大学講師を経て、聖学院大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

26
本格的な国文学の学術書。「とはずがたり」ロス極まってきて図書館で見つけた大部。著者二条による人物造型と自己像、語りの構造へと分析を重ね「とはずがたり」の主題と構想に迫る。◇二条の自恃と矜持のあり方、回想ではなく当時の自分の視点を選んだ語りの戦略、対応する出来事を配する構成の完成度…、同時代の公家や女房たちの記録、他の日記文学の叙述など多数の文献を渉猟し一つ一つ詰めていくガチ論文なので門外漢には敷居が高いかと思ったのだが、これが本当におもしろい。文学研究というもののしんどさと楽しさを存分に体験できた。2020/02/11

武蔵野大学読書部

0
やっぱり有明の月は性助だよなーと思わせてくれる一冊。大学図書館にて。(好)2016/05/12

石ころ

0
卒論用に。大学図書館にて。2016/05/12

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