内容説明
教育現場での生々しい事例が、次々と取りあげられていく。そこには、著者の愛情のこもった、しかし鋭い視線を感じることができる。
目次
消費と情報化の中で
第1部 「十戒」と教育共同体(三種類の教育体験から学んだこと;子どもたちの現代的な問題状況;倫理の再構築;学校共同体をつくる中で;共同体に生命を与える宗教)
第2部 子どもの心の90年代を辿る(現代っ子たちの「私」の形成と崩壊;万引と監視社会;教育における性の記憶;死のめぐりの若者たち;「まだ終わりではない」―阪神・淡路大震災;生と死の神話;「我らの中に成りし事の物語につき」)