内容説明
どうして沖縄には在日米軍基地が集中しているのか?日本と沖縄との歴史の中にその遠因が隠されてはいないか?それは沖縄の人びとの心深くに日本への違和感を抱かせる基にならなかったか?平和で豊かな沖縄を希求する人びとへの望郷の思いをこめた著者渾身のメッセージ。
目次
第1章 基地の中の沖縄
第2章 楽園から地獄へ―沖縄地上戦開始前後
第3章 沖縄地上戦以降
第4章 旧石器時代から琉球王国第二尚氏成立まで
第5章 第二尚氏尚円王とその一族
第6章 薩摩藩・島津の琉球支配下における小禄家・賀数家・田島家一門の政治と運命
第7章 琉球処分以後
終章 基地の島の歴史的遠因を求めて
著者等紹介
田島朝信[タジマチョウシン]
1943(昭和18)年、沖縄県読谷村字比謝矼に生まれる。沖縄地上戦後の米軍基地建造時代を沖縄で体験する。熊本大学医学部卒業後、千葉大学にて医学博士取得。熊本大学医学部保健学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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