内容説明
家族史研究会を創始した女性たち5人が、戦前・戦後をひたすら真摯に生きてきたそのままを、未来を担う次世代へのメッセージとして贈る。高齢社会を迎え、高齢者の活動的な生き方を探る彼女らによる聞き書きも感動的な高齢者へのエール。女性史研究で遣り残した課題にも力を振り絞って取り組んだ。これが私たちの遺言。
目次
序―なぜ遺言なのか
第1部 私たちは、このように生きてきた(誠実に、ただひたすらに誠実に;好奇心いっぱいの人生;世紀の変わり目を生きて;日本の女として;大悲无倦常照我)
第2部 老いの讃歌(高齢社会を明るく生きる女―波涛を越えて;何故そんなにお元気なのですか?―古閑久子さんの場合)
第3部 女性史研究余滴(女性の政治参加―熊本市会議員・川辺ミチ;桧垣と蓮台寺と二本木遊廓)
著者等紹介
猪飼隆明[イカイタカアキ]
1944(昭和19)年福井県武生市に生れる。京都大学大学院文学研究科修士、博士課程を経て、1976(昭和51)年熊本大学教養部、ついで文学部教授、1998(平成10)年大阪大学に転任、大阪大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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