内容説明
精神的な“救い”を求めて近畿・北陸・関東の聖地を訪ね歩いただけでなく、遂には仏教の原点・インドの聖地をも巡る。歩きながら“救われるとはどういうことなのか”を見つめ続けた。ただひたすらに信じること、そこに“妙好人”と呼ばれる庶民たちがいた。心の旅路は、現代の“妙好人”を発見する旅でもあった。
目次
第1章 朝(あした)には紅顔ありて(いつはずしますか;意識できない死期 ほか)
第2章 妙好人考(妙好人とは?;無垢の信仰 ほか)
第3章 他力への道(救いの実感を求めて;“生死をかけた”九十日間 ほか)
第4章 仏智不思議(日野の里・法界寺;庶民のこころ捕らえた教え ほか)
第5章 原点を訪ねて(インド・王舎城と釈尊の出家;インド・釈尊悟りの証明 ほか)
第6章 お慈悲が聞こえる(『歎異抄』信じるすさまじさ;生かされているいのち ほか)