感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MrO
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特に歴史の本は、著者が日本人かどうかで、受ける印象が異なってくる。基盤とする知識のずれか、視点の違いなのか。オーストリアの歴史を、とてもコンパクトにまとめている、この本にもついても、同じ違和感を感じた。だからこそ面白いのだし、海外の歴史書を読まなければいけない。初版が1966年だが、ほとんどなくなる1991年の直前までの情報が加えられている。なにより、オーストリアへの暖かいまなざしがある。「実はこうだったんだよ」といった底意地の悪い視点がないことが、すっきりとした記述を生んでいる。2014/08/02
津々
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非常に読みやすく、さらっとパプスブルク家(http://book.akahoshitakuya.com/b/4061490176)の前後を補えたので満足。2012/10/21