内容説明
足なえの大きな図体のでえだらぼうは、はじめは役立たずの若者だった。しかしいったん自分の足で立ち上がると、喜んで人々の苦難を助け、どんどん大きな巨人に育っていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
14
斎藤隆介さんの絵本、11冊目。斎藤さん、大男が好きだなあ~♪世のためになにかよいことをすると1尺背が伸びる。「八郎」や「三コ」もそうだった。「花さき山」は、花が咲く。人のために何かする、大男は象徴なのだろう。きっと逞しさ、成長を表すのだろう。今回のでえだらぼうが面白いのは、32才になり、通りすがりのじいさんに渇を入れられて、初めて立つことができた。天狗を追い払い、自分の国を守るためにでえだらぼうが見張っている。大男のような強さをもちたい。手持ちの図書館で借りた斎藤隆介さんの絵本を読みきった。2015/03/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
3年生ブックトーク授業 国語科単元『モチモチの木』からの多読。斎藤隆介さん・滝平二郎さんのコンビ作品の紹介。滝平二郎さん以外の斎藤作品。絵は新居広治さん。絶版からの復刊。 30年間赤ちゃんのように立てず泣いてばかりのでえだらぼうが、不思議なおじいさんと出会い立てるようになる。世の中を自分の足で歩きながら人助けをし、天狗と戦う。2018/11/16
魚京童!
11
おばあさん……。2015/04/03
ぴよぴよ
5
最初から衝撃的。一言で立てるようになるとは。使われている言葉が昔ので、ちょっと分からない所もあった。2012/05/17
ととろ
5
福音館書店で絶版されていたものを復刊させたそうだ。30歳まで赤子のようだった「でえだらぼう」がいったん立ち上がると、どんどん人助けをし、そのたびに背が一尺ずつ伸びていく。調べると、各地でいろいろな呼び方があり、「ダイダラボッチ」ともいうらしい。絵が大胆で遠目がきくのだけど、なにしろ方言だらけで、この文章を読み聞かせるのは大変な技術がいりそうです(^^;)2012/05/08