目次
第1章 生活のなかの哲学(君はどこで哲学に出会うか;哲学とはいったいなにか;哲学は世界をどうとらえるか;われわれに未来はあるか;現実的な生き方とはなにか;本当のことは結局わからないか―客観的世界との関わり否定する実証主義;本当のことは結局わからないか―理性を無力視するパラダイム論;問題意識がないとどこに行きつくか;非合理主義の行くえはどこか;生活のゆたかさとは;真の連帯をもとめて)
第2章 哲学を学ぼう
第3章現代生活の光と影(流行思想の最近の特徴;古い思想の新しい装い―浅田彰の世界;批判の矛先はどこに向けられているのか―『見栄講座』をめぐって;「ピーターパンシンドローム」とはなにか;「自分の時代」と真の個性―“自分学”の流行のなかで;理性の破壊は何をもたらすか―中村雄二郎氏の場合;才女はマルクス主義をどう変えるか―上野千鶴子の世界;『若者たちの神々』が描く若者論とは;対話・問題・真理―対話のすすめ;はびこる「気くばり」、とだえる対話―相対主義によせて;現在の思想状況―非合理主義宣伝に特徴)
第4章 哲学へのプレリュード(『フォイエルバッハ論』と現代;社会主義の理念を示す―エンゲルス『空想から科学へ』;古典への挑戦―ヘーゲル哲学の学習;弁証法の今日的課題;「知は力」ということ)
第5章 現代思想を撃つ(〈パトスの知〉の行きつく先―中村雄二郎氏による“理性破壊”の論理;「パラダイム論」の批判的検討)
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