出版社内容情報
病気になったお母さんの代わりに、猛吹雪とたたかってドレスを届けるアイリーン。日が暮れ道に迷い足をくじいたアイリーンは、お母さんを思うことで奮起します。
内容説明
アイリーンの明るく逞しい性格が、短い物語のなかにしっかりと描かれている。絵と文のみごとな結実。生きていくことの厳しさが、爽やかに伝わってくる…。幼児から大人まで。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳音
85
アイリーン、抱きしめそうになった。おかあさんもおくさまも、お屋敷の人々、ワンちゃん達も素敵❗(*´-`)2019/01/20
はる
81
優しい少女アイリーン。具合の悪い母親の代わりに、吹雪の中、たったひとりでドレスを届けることになる…。ピンチの連続にハラハラドキドキ。もうだめかと思ったその時…。優しいだけでなく強い意志を持ったアイリーン。クライマックスで思わず「おかあさん!」というシーンがとても好き。 2020/12/16
seacalf
73
作者ウィリアム・スタイグは漫画家として名を馳せているので、アイリーンの表情や動きが上手にコミカルに描かれていて楽しい。風邪を引いたお母さんの代わりに猛吹雪の中をお屋敷までドレスを届けるアイリーン。健気に頑張るが、お母さんが何日もかかって縫い上げたドレスが風に飛ばされてしまい・・・。『歯いしゃのチュー先生』もとても楽しかったが、スタイグはあの『シュレック』の原作者でもあるのね。古き良き楽しい話にほっこりさせられたので、他の作品を探して読んでみたい。2022/10/26
Willie the Wildcat
69
母への想い。真摯な想いが、挫けそうになる心の支え。そんな心は、他人にも通じる。時に、楽な道を選びたくなるのも人の心。スジを大切にしたいなぁと、改めて感じさせてくれる。絵は、USのコミック調。時代は、南北戦争後を勝手に想像・・・。アイリーンの豊かな表情。印象に残るのは、やはり、雪の中から這い上がるシーン。決意漲り、歯を食いしばる。思わず応援したくなりますね。2013/09/15
♪みどりpiyopiyo♪
60
清々しい絵本を読みました。「Brave」な女の子 すてきすてき☆ ■お母さんのために健気に勇敢に立ち向かう女の子と、子供を信じ、誰よりも子供のことを愛しているお母さん。それを受け止め 理解し 見守る大人たち。アイリーンの明るく逞しい性格が、物語のなかにしっかりと描かれて。■昨年読んだ『高慢と偏見』のお陰か、お屋敷と庶民の関係などに思い巡らせながら読むことが出来ました。アイリーン、頑張ったね (◍•ᴗ•◍)♡ (1986年)(→続2019/02/13
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