目次
松葉蘭への道しるべ
松葉蘭ミニチュアの世界
古い鉢のいろいろ
「松葉蘭譜」
「三河松葉蘭譜」
松葉蘭の歴史
松葉蘭の芸を引き出すために
生きた植物化石
銘鑑の意義と見方
銘鑑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
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マツバランは原始的な形態をしたシダ植物。最初に陸上に進出した「生きた化石」ともされる。一方で、江戸後期以降、そのさまざまな品種が園芸趣味の対象となってきた。現代でも愛好家が少なくない。 本書は、愛好家団体である日本松葉蘭連合会が編纂したもので、マツバランのさまざまな品種をカラー写真で示して、その魅力を伝えてくれるとともに、江戸期の図鑑の採録、育て方のコツ、優品の見分け方、植物学的な位置づけなども解説されている。 これ一冊読めば、マツバランにいて基本的なことがわかるだろう。 2020/06/17