感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
19
突然夫を亡くした焦燥感を、残された子どもたちの眼から父親の存在を再確認するような構成です。 末盛千枝子さんの実体験を通して、父親の亡くなった子どもたちを思いやる作品となっています。 切ない思いと、今の幸せを噛み締めました。2019/09/28
ochatomo
13
読友さんのレビューで知った、突然死した父親を偲ぶ兄弟を描いた絵本 献辞の『Nのために』は著者夫で1983年早逝した末盛憲彦氏と思われる 絵は津尾美智子さん ラストの『天にひとりを増しぬ』の一行が沁みる カバーには笠木透さん「私の子供達へ」の詞の引用 1985刊 “Suemori Chieko books”がジー・シーの出版と初めて気づく 独立後のすえもりブックスで1995年再版2019/08/24
gtn
12
改めて亡父の偉大さに触れ、誇りに思う子供たち。良医病子の喩えではないが、喪失感が生む効用は確かにある。2020/01/06