内容説明
全現職衆議院議員を「議会に出席し議員の職責を果たしているか?」「政治活動の情報をインターネットで公開しているか?」「不正行為への関与や不適切な発言はないか?」という3つの観点から客観的に評価し、候補者選びに有効なデータを有権者に提示。
目次
第1章 なぜ国会議員の評価が必要か(議員・候補者に対する「客観的評価」;主観的評価と客観的評価 ほか)
第2章 国会議員をどのように評価するのか(議員・候補者の何をどのように評価するか;議員の「情報公開度」について調べる ほか)
第3章 国会議員の疑惑・失言・選挙違反(不正・疑惑;公職選挙法違反)
第4章 現職衆議院議員を評価する(「情報公開度(ホームページ)」の傾向分析
「議員活動度」の傾向分析 ほか)
第5章 これでいいのか日本の国会(議会制封建主義;議員の会の実態について ほか)
著者等紹介
今本秀爾[イマモトシュウジ]
国際政治ジャーナリスト、社会評論家。1965年大阪市生まれ。早稲田大学大学院博士課程、東京大学大学院を経て、日本学術振興会特別研究員PD修了。専攻は政治・社会哲学、応用倫理学。ヤスパース、ポパー、アーレント、フランクフルト学派に関する研究を背景に、独自の「普遍主義的リベラリズム」論を構築。欧米を中心に国際会議や世界各国の大学・研究機関にて講演活動を展開する一方、インターネットを駆使した言論活動や政策提言活動に身を費やし、複数のネット団体を設立・運営、2001年参院選以降、「候補者鑑定団」を主宰している
高木理子[タカギミチコ]
ジャーナリズム研究家、薬剤師。1960年神戸市出身、武庫川女子大学卒。マンガ・テレビ・週刊誌・音楽など大衆娯楽文科を通じて社会を読み解くフィールドワーカーを自認。主要なテーマは表現の自由で、検閲と自粛・弾圧と自主的統制の異同など
畠田健治[ハタケダケンジ]
1962年生まれ。弁護士。市民グループ「見張番」弁護団、住基ネット差止訴訟弁護団所属。地方自治体に対する公文書非公開処分取消訴訟(情報公開訴訟)、談合による損害賠償請求訴訟(住民訴訟)を担当し、行政、政治における情報公開の重要性、監視の必要性を痛感する
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