内容説明
作家に認知された都市空間のさまざまな相貌とテキストへの反照を、東京や周縁都市の街角・路地に身を置いて読み解く。著者多年の考察と踏査による「都市と文学」論稿。
目次
第1部 都市のテキスト(開港横浜の風景―大佛次郎「幻燈」評注ことはじめ;回想された風景―芥川龍之介の横須賀;漱石の東京―本郷・小石川・牛込;湘南の少年―山川方夫ノート;消え去った歓楽の町―芝木好子「洲崎パラダイス」連作)
第2部 都市空間を歩く(都市空間を歩く;多摩の横山の家族―庄野潤三「夕べの雲」と生田の丘;コレクション・東京帝国大学の風景;透谷「三日幻境」を読むために―八王子川口;鏡花「売色鴨南蛮」を読むために―万世橋ステーションなど;北鎌倉禅寺院の風景;宿場の風景―岩本素白「東海道品川宿」を歩く)
著者等紹介
佐藤義雄[サトウヨシオ]
1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。東京成徳短期大学講師、京都教育大学助教授を歴任、2019年明治大学文学部教授退任。明治大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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