教育の臨界―教育的理性批判

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784915252709
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

教育的理性の批判の仕事をとおして「教育の自律性」という理念にもとづく戦後教育学の言説空間が先験的に「価値」を賦与してきた国民国家のもとでの「教育」の臨界を示す国民国家と教育、および資本制的生産の総過程の再生産と教育との関係の仕方についての社会科学的な認識を探究する。

目次

第1部 教育の脱‐構築―“教育的理性批判”へ向けて(国民国家と教育―近代史を脱構築する)
第2部 教育的理性論(教育的理性批判のために―ニーチェとマルクス;ローティと教育的理性批判―リベラル・アイロニズムの可能性;教育の地平あるいは自然・父権・言語―映画『父パードレ・パドローネ』を軸に ほか)
第3部 構成する力―“再生産と主体性”論(教育/主体をめぐる三つの課題―フーコー、そしてフーコー以降;市民社会の担い手をどう育てるか―グラムシの思想を視軸にして;教育的理性と反省性―「能力の私的所有」への問いの深化に向けて ほか)

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