内容説明
資本主義社会の女性の平等、そして社会主義諸国における女性の平等、いずれにも欠けているものがある。欠けているのは各人のイマジナリーな領域の保護である。
目次
序 イマジナリーな領域
第１章 フェミニズム、正義および性的自由
第２章 解放：プライヴァシー、性的自由、そして良心の自由
第３章 ジェンダー、および性差の同等な価値
第４章 養子とその所産：家族法、ジェンダー、性差を再検討する
第５章 何がどのように父を作るのか？平等ｖｓ．徴収
第６章 やっかいな遺産：人権、帝国主義、女性の自由
第７章 フェミニズム、ユートピア主義、そして政治哲学における理念の役割
著者等紹介
コーネル，ドゥルシラ［Ｃｏｒｎｅｌｌ，Ｄｒｕｃｉｌｌａ］
ラトガース大学教授。法哲学・政治学・女性学専攻。主な著書に『Ｂｅｙｏｎｄ Ａｃｃｏｍｏｄａｔｉｏｎ』『Ｊｕｓｔ Ｃａｕｓｅ』『Ｉｍａｇｉｎａｒｙ Ｄｏｍａｉｎ』など
石岡良治［イシオカヨシハル］
東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在学（表象文化論）
久保田淳［クボタジュン］
東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程在学（フランス現代思想）
郷原佳以［ゴウハラカイ］
東京大学大学院地域文化研究専攻博士課程在学（フランス文学・思想史）
南野佳代［ミナミノカヨ］
京都女子大学現代社会学部専任講師（法社会学）
佐藤朋子［サトウトモコ］
東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程在学（フランス現代思想）
沢敬子［サワケイコ］
光華女子大学文学部講師（法社会学）
仲正昌樹［ナカマサマサキ］
金沢大学法学部助教授（社会思想史）
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