内容説明
共同主観性論―関係性の哲学など独自の哲学体系を構築した広松渉の世界を読み解くために。
目次
1 ドイツ・イデオロギーとマルクス(事的世界観とマルクス―物象化論の行く末;広松哲学とマルクス主義 ほか)
2 資本論と共同主観性(広松理論と『資本論』の方法;広松渉氏の貨幣論を廻って ほか)
3 四肢的構造と認識・役割・実践(変位と物象化―広松四肢構造論の脱構築的読解;近代科学批判の地平と広松渉の思想 ほか)
4 テクスト・弁証法・歴史(フュア・ウンスとは何か―批判的認識の方法をめぐって;弁証法の問題構制 ほか)