内容説明
共産ソ連・コミンテルンの戦略と、アメリカのオレンジ計画こそ、太平洋戦争を読み解く鍵である。
目次
ソ連の台頭を無視したワシントン体制の欠陥
ワシントン体制としての大正デモクラシー
政党政治の終焉
海軍内閣における国際的孤立と昭和ファシズムの発生
陸軍統制派の発生と二・二六事件
ワンポイント・リリーフとしての広田弘毅内閣
陸軍統制派が擁立した林銑十郎内閣
陸軍参謀本部・海軍軍令部の官僚化
第一次近衛内閣における支那事変発生
平沼騏一郎内閣におけるノモンハン事件
第二次世界大戦への不介入方針
第二次近衛内閣における三国同盟締結
第三次近衛内閣における日米交渉決裂
東條内閣における日米開戦
著者等紹介
鈴木荘一[スズキソウイチ]
昭和23年生まれ。「幕末史を見直す会」代表。昭和46年東京大学経済学部を卒業。日本興業銀行入行。審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行退職。「現在は過去の歴史の延長線上にある」との立場から、現代政治経済と歴史の融合的な研究を進めている在野の歴史研究家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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