内容説明
医師等12名が綿密な調査に基づいて告発。無実の囚人6万5000人を臓器収奪のために殺害。臓器狩りの対象は、監禁した法輪功学習者等120万人!!
目次
第1章 岐路に立つ移植医学―医学を愚弄する非倫理的な臓器摘出
第2章 汚染された供給源―移植臓器のための密輸、密売、臓器獲得
第3章 極東圏における臓器狩りの悪行
第4章 臓器を摘出された人数は?―2000年~2008年の法輪功学習者殺害に関する調査ベースの推定値
第5章 中国の臓器移植の問題点
第6章 数字
第7章 法輪功迫害について
第8章 中国の死刑囚の臓器利用がイスラエルの新移植法に与える影響
第9章 処刑された囚人を臓器提供に利用し続ける中国の現状に学界はどう対応すべきか
第10章 中国での汚れた臓器移植制度における国際製薬会社の責任
第11章 医学の使命
著者等紹介
マタス,デービッド[マタス,デービッド] [Matas,David]
カナダのマニトバ州ウィニペグ市を本拠地とする国際人権弁護士。カナダ勲章の受章者である。2010年ノーベル平和賞候補となる
トレイ,トルステン[トレイ,トルステン] [Trey,Torsten]
MD,PhD。ドイツの医師。2007年「臓器の強制摘出に反対する医師団」を共同で設立。DAFOHの執行理事を務め、不法な臓器狩りの停止と、医学倫理の基準推進に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MAT-TUN
9
良心のある全日本人必読書。2000年以降に、ドナー制度が未整備な中国で年間1〜2万件と異常に多い移植手術が実行され、その臓器は生きた人間から違法に摘出され、家族の同意を得ずに火葬されている(=殺人)実態が記載されている。中国共産党をおとしめるためのガセではないと感じる。ナチスドイツを超えているのではないか?私は孫向文さんのマンガ「中国のヤバイ正体」を読んで中国の時事に興味をもっていた。youtubeで新唐人テレビ(米国華人系報道局)の報道も参照すると薄熙来事件に臓器狩りが深く関連していることも見えてくる2013/11/06