内容説明
これは「検閲」ではないか…何度もそう思った。本書は、検定過程の実態、特に教科書調査官と執筆者との攻防を書いた初めての書物である。
目次
序章 『新しい公民教科書』の思想とは何か
第1章 公民教科書検定過程の概略
第2章 国家と家族をめぐって
第3章 立憲主義と「日本国憲法」
第4章 天皇とは何か
第5章 核問題をめぐって
第6章 問題のある検定
著者等紹介
小山常実[コヤマツネミ]
昭和24年石川県金沢市生まれ。昭和53年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。現在、大月短期大学教授。専攻、日本教育史、日本憲法史、日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。