目次
現代社会と命の尊厳―日本国憲法の正義と人間の尊厳をどう取りもどすか
第1部 道徳と社会(今求められている道徳性の教育とは何か―安倍内閣の道徳教育の狙いを批判する;現代の道徳性を考える―人間の尊厳への共感という力量の危機)
第2部 政治と人間の自由―政治的中立性と生徒の価値観形成の自由(「政治的中立性」を理由とした権力による教育統制を批判する―自由民主党の「偏向教育調査」の危険性;「教育の政治的的中立」と教育の論理―十八歳選挙権と政治学習のあり方をめぐって;若者を歴史を作る主体に―主権者のための学習への転換;歴史を考える力としての学力の構造―「仮説性」という概念を介して歴史認識の学力を考える;生徒の価値観形成の自由と教育の「中立性」―歴史教育と歴史認識をめぐっての学生との対話から)
第3部 民主主義と自由(現代把握の困難性と歴史意識形成への教育の課題―社会の透明化と主体性剥奪のメカニズムを打ち破る;民主主義を考える―声を上げる民主主義とは何か)
著者等紹介
佐貫浩[サヌキヒロシ]
1946年兵庫県生まれ。法政大学教授。教育科学研究会委員長。専攻領域教育政策論/平和教育学/社会科教育/教育課程論/道徳教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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