内容説明
「箸」と「フォーク」とは、日米の「食」くらべである。両国の比較論はたくさんあるが、主婦の目でみた「食」の周辺のもろもろの出来事をまさに台所感覚で料理している。19年前に研究者のご主人とアメリカ各地で暮した5年の歳月と、南に駿河湾、三方に南アルプス、晴れた日には富士山を望む著者の現在の生活の中から生まれた本書の「日米食文化比較論」はおもわず読者を魅了させる。
目次
1 箸とフォーク
2 たかがホーム・パーティ、されどホーム・パーティ
3 私の料理事始
4 異国の中の故国の味
5 レストラン考
6 二つの給食から
7 そんなに急いでどこへ行く
8 豊かな食卓
9 夫婦善哉
10 東西ミセスのレセピー・ノート
11 人はパンのみにて生きるにあらず