内容説明
伝統的な箒づくりを通じて世界との多様な「接点」を見いだし、生きることの「手ざわり」を現代社会に回復しようと試みる、注目のつくり手の論考。
目次
第一章 箒に選ばれるまで
第二章 工房想念
第三章 手仕事の見取図を描く
第四章 生きるための道具と詩歌
第五章 理想郷を手づくりで
第六章 働く工芸
著者等紹介
吉田慎司[ヨシダシンジ]
1984年生まれ。東京・練馬にて育つ。2007年より株式会社まちづくり山上にて、神奈川県で明治から伝わる中津箒づくりを開始。制作、展示会、ワークショップ、講演、執筆などマルチに行う。株式会社まちづくり山上中津箒つくり手主任。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。主な受賞に、第51回ちばてつや賞佳作、9th SICF準グランプリ、2011年より日本民藝館展入選など。LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017年度匠神奈川代表。2021年度日本民藝館展協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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