内容説明
日本も“核保有”を考える時が来た。京大卒元陸将補が突きつける、日本を取り巻く安全保障環境の現実。
目次
序章 「日本の真の国防4条件」とは(安保三文書の評価;なぜ、「日本の真の国防」に列挙した4条件が重要なのか?)
第一章 「核ミサイル搭載原子力潜水艦」の保有(日本は核恫喝に屈するな!潜在核保有国としての自信を持ち毅然として対応せよ;原潜保有の必要性)
第二章 尖閣諸島への自衛隊の常時駐屯(紛れもなく「日本固有の領土」である尖閣諸島;尖閣諸島を「核心的利益」とする中国で進む海警局と海軍の一体化 ほか)
第三章 自衛隊予備自衛官の増強(なぜ予備自衛官の増強が必要なのか?;『安保三文書』に見る中期的な人事施策とその問題点 ほか)
第四章 日本の防衛生産基盤の強化、武器輸出の振興(安保三文書と防衛白書から見る防衛生産基盤強化策;日本は明確に強化方針に転換した ほか)
著者等紹介
矢野義昭[ヤノヨシアキ]
1950年大阪生まれ。1972年京都大学工学部卒。1974年同文学部卒。同年、陸上自衛隊幹部候補生学校入校、第六普通科連隊連隊長兼美幌駐屯地司令、第一師団副師団長兼練間駐屯地司令等歴任、小平学校副校長をもって退官(陸将補)。現在、岐阜女子大学特別客員教授、日本安全保障フォーラム会長、日本国史学会理事、防衛法学会理事、国際歴史論戦研究所上席研究員、拓殖大学博士(安全保障)。専門は核抑止論、情報戦。第十六回「真の近現代史観」懸賞論文最優秀藤誠志賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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