内容説明
私語と定型がゆるく織り上げるこの場所の、この出会いの奥行きに向けて。いつか訪れる、百年生きたあとの葬儀のための第一歌集。デザインは、雑誌「クイック・ジャパン」アートディレクターなどで話題の、いぬのせなか座主宰・山本浩貴+h。同封される栞には、荻原裕幸・堂園昌彦が寄稿。平成の終わりに刊行される、真に新たな、一冊。
目次
1(わたしと鈴木たちのほとり;光と私語;Napoli is Not Nepal;Not in service;三月の数行;部屋から遠い部屋)
2(大きい魚、小さい魚、段ボール;ト;されど雑司ヶ谷;末恒、宝木、浜村、青谷;象亀の甲羅を磨く)
3(ともすると什器になって;私信は届かないところ;明日の各地のわたくしたちの/断続的に非常に強い)
著者等紹介
〓田恭大[ヨシダヤスヒロ]
1989年鳥取生まれ。歌人、ドラマトゥルク、舞台制作者。塔短歌会所属。早稲田短歌会出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かりん
3
5:《忘れられない装丁の本。》むかし書店で装丁に惹かれて忘れられず、別の書店で再会した時に購入。買っただけで満足していたが、読んでみると短歌とデザインでつくられる世界があった。メモ→のぞみなら品川名古屋間ほどの時間をかけて子孫をつくる/バス停がバスを迎えているような春の水辺に次、止まります/京都から来た人のくれる八つ橋と京都へ行った人の八つ橋/身のうちに持ち得るだけの熱量を抱えて人は眼を閉じており/国道に沿って歩けば辿り着く精米機のある場所が郊外/駅前の広場に君と鳩がいて近づけば散らばってゆく鳩2026/02/23
くるぽん
0
いぬのせなか座という聞き慣れない出版社、こんなにもプラスチックで透明な感触に降参した。全てにまいりました。都市のような歌という解説に頷く。面白い。好き。2025/03/18




