普通の奴らは皆殺し―インターネット文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者、リベラル思想の研究

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電子版あり

普通の奴らは皆殺し―インターネット文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者、リベラル思想の研究

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784911273029
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

なぜリベラルは敗北するのか?なぜトランプは大統領になれるのか?オルタナ右翼はリベラルが生み出したモンスターである。オルタナ右翼・トランプ主義者研究の最重要書。本書は、2010年代初頭に起こったインターネット文化戦争を忠実に記録し、それが2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな役割を果たした「オルタナ右翼」となって発展する道行きをマッピングする。オルタナ右翼の特徴が、60年代カウンターカルチャーに由来する「侵犯的な反道徳スタイル」だとしたら?本来リベラルであったインターネットのサブカルチャーは、どのように右傾化し、メインストリームを征服していったのか?

目次

イントロダクション 希望からゴリラのハランベに
第1章 リーダーなきデジタル反革命
第2章 侵犯のオンライン政治
第3章 オルト・ライトのグラムシ主義者たち
第4章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守派文化戦争
第5章 Tumblrから大学キャンパスでの戦争へ ウェブ上の正しさのエコノミーに飢餓状態を創り出すこと
第6章 マノスフィア(男性空間)に入会すること
第7章 つまらないビッチ、普通の奴ら、そして絶滅寸前メディア
結論 あの冗談はもう面白くない―文化戦争はオフラインへ

著者等紹介

ネイグル,アンジェラ[ネイグル,アンジェラ] [Nagle,Angela]
1984年、アメリカ・テキサス州生まれ、アイルランド・ダブリン在住の作家・社会評論家。オルタナ右翼の専門家として「ニューヨーカー」「バッフラー」「ジャコバン」「アイリッシュ・タイムズ」ほか多くの雑誌に寄稿している。反フェミニストのオンライン・サブカルチャーに関する研究で博士号を取得。2017年に刊行した『KILL ALL NORMIES』は、白人至上主義のオルタナ右翼の起源に迫るドキュメンタリー『Trumpland:Kill All Normies』の原作となった

大橋完太郎[オオハシカンタロウ]
1973年、京都市生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門は近現代フランス思想、表象文化論、芸術哲学

清義明[セイヨシアキ]
1967年、神奈川県横須賀市出身。ライター、ジャーナリスト。株式会社オン・ザ・コーナー代表。著書に『サッカーと愛国』(2016年、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

garth

14
マイロ・ヤノプロスの存在が大きいのだが、そこには著者の史観がどこまで入っているのか。「インターネット右派の台頭は、右派のアイデンティティ政治が勝利したことを証明するものであり、かつ、侵犯(トランスグレッション)とカウンターカルチャーという60年代左翼的スタイルを吸収したことの証明でもある。放縱、個人主義、中産階級的ボヘミアニズム、ポストモダニズム、アイロニー、つまり究極的にはニヒリズムだが、これらは左派に対する批難として、右派がかつて述べていたことだった」2025/04/08

mori-ful

4
インターネットの世界はわたしたちに、他者の内的な生活を垣間見せる機会を与えるようになった。そのなかでもっとも驚くべき発見は、ヘイトに満ち、人種差別主義者で、女性差別主義者で、他者の幸福を狂わんばかりに羨む人物として露呈したのは、女子とつきあったこたのない、自分では良い人だと思っているオタクの男性であったということだ」2025/02/10

tyfk

3
ニーチェとかでてきた、非モテの女性差別主義者ということらしい。2025/04/12

lyrical_otoca

3
諸事情で匿名掲示板もそこにいる人間も嫌いなんだけど本書を読んでやっぱり匿名掲示板悪だな……と思った。インターネットの登場で人間のいい面も悪い面も放出された結果、悪い面のがどうしても目立ってしまうのにそれを制御する術もないのが現状なんだろうな。アメリカで「ベータ男性」って言われてるの完全に日本のSNSに言われている「弱者男性」で嫌な気分になった。世界的に男性は昔の理想化された幻想を引きずってると思った。あとこの本文字がギチギチで少し読みづらいレイアウトなのが気になった。2025/03/24

どんぐり

2
今すぐインターネットをやめろ、と全てのページに書いてある本。中心を持たないネット発の市民革命がもてはやされた時期もあったが、蓋を開ければそのほとんどは長続きせず、一握りの長続きしたものは左右両極の屑の集まりだった。「下から」の社会変革は左右両派が望むものであるが、ネット上ではことごとくカルト化するというのを見せつけられるとなかなかきつい。人類は愚か。2025/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22293670
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品