内容説明
“聖なる交換”。人が神となるために神が人となった。東方・西方教会の思想家たちが伝えてきたキリスト教の真髄が明らかに。テオーシス(人間神化思想)によってキリスト教霊性を読み解く。
目次
東方キリスト教における神化思想
女性神秘思想における神化思想
ドイツ・ドミニコ会学派における神化思想
エックハルトにおける神化思想
エックハルト以降の神化思想
近世・近代の神化思想
著者等紹介
田島照久[タジマテルヒサ]
1947年生。早稲田大学名誉教授(宗教哲学、ドイツ神秘思想)、博士(文学・早稲田大学)
阿部善彦[アベヨシヒコ]
1980年生。立教大学文学部教授(哲学、中世キリスト教思想)、博士(哲学・上智大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なおた
2
図書館本。貸出延長。「エックハルトにおける神化思想」「クザーヌスの神化思想」「イグナチオ・デ・ヨロラの神化思想」「スペイン神秘主義における神化思想‐十字架のヨハネとアビラのテレサ‐」を加えて読みました。2025/12/10
なおた
2
聖三木図書館より貸出。「本書では、これまで「神秘主義」の名で呼ばれていた一連の思想群を、ギリシア教父たちの「人間神化」思想の伝統上に位置するものであるとみなした上で、ローマ・カトリック教会の神化思想が有する特徴というべきものを明らかにすることを目標の一つとした」と「あとがき」にあった。500ページほどの大著かつ図書館本で貸出期限のあるため、谷隆一郎氏が執筆している第3章「証聖者マクシモスにおける神化思想」のみを読みました。2025/11/26




