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内容説明
「公平らしさ」を失った最高裁へ―。電力会社など大企業に有利な判決を書いた裁判官たちが、退任後、大企業の顧問を務める巨大法律事務所に再就職していく。いつの間にかできあがっていた腐敗のシステム。国策には従順、市民には冷酷な司法エリートたちの実態。本格ルポルタージュ。
目次
第1章 「国に責任はない」―6・17最高裁判決の呪縛
第2章 原発訴訟に見る最高裁の堕落
第3章 巨大法律事務所の膨張
第4章 原子力ムラに食い込む巨大法律事務所
第5章 包囲される最高裁
第6章 国の横暴にお墨つきを与える最高裁
第7章 揺らぐ三権分立と三審制
第8章 最高裁はどうすれば立ち直るか
第9章 司法のこれから
著者等紹介
後藤秀典[ゴトウヒデノリ]
ジャーナリスト。1964年生まれ。NHK「消えた窯元10年の軌跡」「分断の果てに“原発事故避難者”は問いかける」(貧困ジャーナリズム賞)など制作。著書に『東京電力の変節―最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃』(貧困ジャーナリズム大賞、JCJ賞受賞、旬報社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。