内容説明
昭和46(1971)年に展開され、その後の交通政策論議に多大な影響を与えるようになった総合交通体系論の系譜、動向を論ずる。今日は各種情報が豊富で、それらへのアクセスも容易な時代である。利用可能な情報、とくにネット情報がどこまで正確なものなのか、総合交通体系に関連した官庁の各省庁が組織再編された中で、当時の原資料がどの程度残されているのか。半世紀前の状況を直接知る者の責務の一つとしてこれらのことを纏め整理する。
目次
第1章 経済計画、国土計画と交通政策
第2章 運輸経済懇談会から運輸政策審議会へ
第3章 運輸政策審議会昭和46(1971)年答申
第4章 各所の総合交通体系論
第5章 学会、政治・行政での検討
第6章 46答申等の比較と臨時総合交通問題閣僚協議会の動向
第7章 46答申以降の総合交通体系(政策)関連の運輸政策審議会答申
補章 総合物流施策大綱