内容説明
気鋭の性科学ジャーナリストが、生物学、脳科学、進化心理学の知見をもとに、ジェンダーをめぐる通説を検証する、必読の科学ノンフィクション。
目次
はじめに 生物学に対する戦い
第一章 「生物学的性別はスペクトラムである」という神話
第二章 「ジェンダーは社会的構築物である」という神話
第三章 「ジェンダーは二つだけではない」という神話
第四章 「性的指向と性自認は無関係だ」という神話
第五章 「性別違和の子どもは性別移行すべき」という神話
第六章 「トランス女性と生来女性に違いはない」という神話
第七章 「女性はセックスや恋愛で男性のように振る舞うべき」という神話
第八章 「ジェンダーニュートラルな子育ては有効だ」という神話
第九章 「性科学と社会正義は相性がいい」という神話
おわりに 学問の自由の終焉
著者等紹介
ソー,デブラ[ソー,デブラ] [Soh,Debra]
セックス・セクシュアリティ・性的指向を専門とする神経科学者。カナダ・トロントのヨーク大学で博士号を取得し、11年間にわたって学術研究に従事。その後、ジャーナリストとして、人間のセックス(性別)とジェンダー、政治に関する科学をテーマに執筆活動を行ない、ポッドキャスト『The Dr.Debra Soh Podcast』のホストも務める
森田成也[モリタセイヤ]
大学非常勤講師。専門はマルクス経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kanaoka 58
2
トランスジェンダリズムをはじめとする数々のイデオロギーの暴走・分断を理解しなければ、アメリカの政治状況は理解できない。異常な純度を求める社会正義のリベラルとそれを全面的に支えた民主党の政策が、如何に保守層の憎悪を掻き立てたのかが分かる。勧善懲悪を旨とする活動家達の領域がアカデミズムを侵食し、そして自然科学分野までに及ぶと、基本的な真実ですら歪められてしまうという恐ろしい事実は、人間にとって政治の影響力が如何に強いものかを表している。2026/01/28
Selora
2
本書は、性科学者デブラ・ソー博士による、現代社会に広がる「ジェンダー神話」を科学的に検証し、反証する書籍です。 ソー博士は性科学の博士号を持つ研究者で、2016年に児童のジェンダー移行に関する論考を発表したことを契機に学術界を離れました。その後は、政治的左派の一部に見られる非科学的な生物学観を批判し続けています。彼女はジョー・ローガンのポッドキャスト番組 にも出演し、広く知られるようになりました。 総じて、本書はトランスジェンダーをめぐるよくある現代的議論に対する重要な科学的反証を提示する一冊です。 2025/12/14
みんな本や雑誌が大好き!?
1
著者はもとは学者でフェミニストで左派の立場だったようですが、性に関する学問の研究が、あまりにも党派的になり、とりわけ政治的左派が科学を抑圧するようになり、マスコミなどがそうした抑圧を見て見ぬふりをするのに耐えきれなくなって、象牙の塔を出る決断をしてジャーナリストとして、この問題を追究するようになったとのことです。一読して、LGBTなど、非科学的な左派系のジェンダー通説を批判的に検証している良書と感じました。ダグラス・マレー、ヘレン・プラックローズ、アビゲイル・シュライアー、ヘザー・マクドナルドなどが推薦。2026/01/15




