内容説明
秩父事件から140年。井上伝蔵とその俳句を丹念に辿った34年の探求がここに完結する!
目次
序 金子兜太先生からのお便り
第1章 井上家の俳人たちとその作品(井上家伝来俳諧の巻物;幻の俳人「今日庵元夢」;井上家の俳人たち)
第2章 北海道時代(俳号・柳蛙)(伝蔵 伊藤柳蛙の俳句;伝蔵を取り巻く人々;年代不詳の作品;存疑の作品;井上宅治(伝蔵の甥)の作とされる俳句)
終章 伝蔵探索三十四年の旅の終りに(身代限り;国内亡命;ある僧との出逢い;石狩のコスモポリタニズム)
著者等紹介
中嶋鬼谷[ナカジマキコク]
埼玉県秩父郡小鹿野町出身。1939年4月22日生まれ。加藤楸邨に俳句を学ぶ。「寒雷」暖響会員(同人)。1993年7月3日、楸邨師逝去。翌年「寒雷」退会。2019年、季刊俳句同人誌「禾」を折井紀衣、川口真理と共に創刊。のち、藤田真一参加。2024年冬、「禾」二十号をもって終刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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