内容説明
柳田学の現代的意義を考える。「生活」を基盤とし、自らが見聞きしたもの、経験したものを基に紡がれた、柳田国男の思考は、いまを生きる私たちに、様々なインスピレーションを与え、また様々な思考をうながす。生誕から150年、没後から63年を経てもなお更新されていく柳田学の現代性《アクチュアリティ》を、「実践」「アジア」「言葉とコミュニケーション」の3つの視点から読み解く。
目次
序章 変化に対する姿勢(黒川創)
1 実践の現場から(丘としての柳田国男(笠井賢紀)
柳田国男を読みながら遠州の民俗を記録する後藤総一郎と遠州常民文化談話会(中山正典))
2 鏡としてのアジア(柳田國男と竹内好(田澤晴子)
柳田国男と北海道 日本民俗学における”属地直系主義”に関連して(室井康成))
3 言葉とコミュニケーション(「言葉あわせの術」と「まあるい言葉」柳田学におけるコミュニケーション論的研究の一視点(小田富英)
『明治大正史 世相篇』の実験(佐藤健二))
著者等紹介
鶴見太郎[ツルミタロウ]
1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授
小田富英[オダトミヒデ]
1949年生まれ。東京学芸大学卒業後東京都公立小学校教員を36年間勤め退職。『柳田國男全集』編集委員。日本地名研究所理事。『地名と風土』編集長。常民大学運営委員
室井康成[ムロイコウセイ]
1976年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。民俗学専攻。現在、会社役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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