内容説明
ハロー!プロジェクトのJuice=Juiceに所属する稲場愛香さん“推し”の大学教授。ライブや握手会を楽しんでいた“推し活”の日々が、突然の卒業発表で一変してしまう。待ち受けるのは“他界”=推しを辞める未来しかないのか…。取り戻せない「あの頃」のことを思い出しながら、アイドル文化とは何なのか、なぜ“推し”に惹かれるのかを考え始める。“推し活”をするすべての人に送る、アイドルを応援することの楽しさを伝える「現場」体験記!
目次
1 卒業へとつづく道
2 推し卒業後の“現場”にゆく
3 2022年春のJuice=Juice
4 アイドル文化を考える
5 “他界”どころか、“推し増し”
6 推しの卒業を受け入れる
7 推しの卒業公演にゆく
著者等紹介
森貴史[モリタカシ]
ドイツ文学者。1970年、大阪府生まれ。Dr.phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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asajee
3
2度目の読了もおもしろかったです。 今回は、稲場さんの卒業発表から卒業コンサート、卒業後の所を選んで続けて読んでから、サイドストーリー的な所を読みました。そうすることで、作者の心の揺れ動く過程がより分かりました。 また、時間が経った所で読み直したいです。2025/04/20
asajee
2
冷静に淡々とした文体で進むのですが、その隠された推しへの熱さが伝わって、とてもおもしろいです。さらに、予想しなかった展開。自宅で声を出して笑いながら読みました(褒めてます)。 すぐに、前作から通して読み返します!2024/05/22
キュー
1
昔からのハロヲタなら推しに惹かれてそして卒業を見届ける切なさを重ね合わせて色々感じられる本でしたね。著者の方も割りといい年齢の方で自分も近い年代なせいか気持ちがわかって切なくなった。いい意味でキモくて素晴らしい本でした。2023/12/15